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【G20大阪サミット】日本は本当に大丈夫なのか。。。海洋プラスチックごみゼロ宣言2050年では遅すぎます!

 

 

【G20大阪サミット】日本は本当に大丈夫なのか。。。海洋プラスチックごみゼロ宣言2050年では遅すぎます!

今回はマイクロプラスチックをテーマに書かせていただきます。

 

先日G20大阪サミットが開催されましたが、その一番最初の議題が意外にも海洋プラスチック問題でした。安倍総理を挟んでトランプ大統領と習近平国家主席が一緒に並ぶ姿は記憶に新しいことかと思います。

 

大阪サミットの結果は「G20大阪首脳宣言」としてまとめられ、「環境39」の中で「2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指すものである」と提言されました。

出典)G20大阪首脳宣言

https://www.g20.org/pdf/documents/jp/FINAL_G20_Osaka_Leaders_Declaration.pdf

 

のんびりし過ぎな感じの宣言になってますが、。。。最近の国際会議は、核兵器禁止条約も地球温暖化防止条約も国際捕鯨委員会も、本来は世界で団結して協力する必要のあるグローバルなテーマにも関わらず、ことごとく物別れに終わる、対立だけが残る、ことが多いことを考えると、今回の大阪サミットでは、首脳宣言が出せただけでも良かったと言えるのかも知れません。

 

海洋プラスチック問題というと、プラスチックごみが海上を浮遊し、或は、海岸に打ち上げられて環境を破壊する姿を思い浮かべることができますが、実はその議題の中にはマイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下の微小なプラスチックの粒子による海洋汚染の問題も含まれていました。

 

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Mac shake with plastic straw


 

【マイクロプラスチックって何?】

海洋プラスチックの問題は、海水浴場に打ち上げられるプラスチックごみに関する報道や、死んだクジラの胃袋の中から大量のプラスチックごみが出てきたと言うものまで、ショッキングな内容が多いので知っていたのですが、マイクロプラスチックに関しては私の勉強不足もあり、その時始めて耳にするような言葉でした。

 

改めてマイクロプラスチックとは何か?

マイクロプラスチックとは、次の2種類のプラスチックのことを言います。

 

〇一次マイクロプラスチック

・洗顔スクラブやボディウォッシュ、歯磨き粉等に使用されている小さなビーズ状の原料

・プラスチック製品を製造するための米粒状のプラスチック粒(ペレット)

 

〇二次マイクロプラスチック

・プラスチック製品の小さな細片。海洋に流れ出たプラスチックが、徐々に劣化・崩壊して小さな細片状(5mm以下)になったもの

 

 

【マイクロプラスチックの問題は?】

洗顔スクラブ等に使用されているプラスチック粒子は、大きさが0.001mm~0.1mmくらいなので、下水処理施設にて補足することが出来ず、その殆んどが海に流出しているものと考えられています。

 

プラスチックごみについては、クジラやウミガメ、海鳥等が間違って食べてしまい衰弱していく姿が報道されることで広く認められてきていますが、このマイクロプラスチックについては逆に食物連鎖の底辺にいる小魚等が摂取することが考えられるが、現在摂取することが確認されているのは、ゴカイとイガイの2例しか挙げられていません。

 

どんな生物に摂取され、また、補色されていくことでそのマイクロプラスチックがどのように移行していくのか、最終的に人間にはどのような影響が見られるのか、現段階では解明されていないところが全世界共通の大問題になってきています。

 

また、マイクロプラスチックは海洋で有害物質(PCBやDDT等)が付着することが知られていて、摂取した生物の中で蓄積されて、最終的には人間への影響も考えられています。

出典)マイクロプラスチック - Wikipedia

 

www.mabuhayhappily.com

  

 

【有害物質PCBとは何?】

PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは、人工的に作られた主に油状の化学物質のことで、昭和43年には日本でカネミ油症事件を引き起こし、PCBの毒性が社会的にも問題視されるようになったことで知られています。

 

PCBは、人や動物に対する毒性があり、発がん性があることや皮膚や肝臓に障害を引き起こすことが報告されています。

  

www.mabuhayhappily.com

 

 

【ダバオ湾での調査結果は?】

ダバオ湾は多様な海洋生物が見られることでフィリピンでも有名な地区である。

 

特に魚や貝類の養殖は盛んに行われていて、その多くが海外に輸出されています。

 

特にここでは、マイクロプラスチックを摂取することが確認されているイガイを輸出していることもあり、Bureau of Fisheries and Aquatic Resourcesにてイガイ等貝類の検査が実施されました。

 

検査の結果は陰性となり、今回調査ではマイクロプラスチックを含んでいないことを公に対して宣言していました。

 

また同機関では、海洋のどこに、どれほどの量・種類のマイクロプラスチックが分布しているのか。また、マイクロプラスチックを含む貝類を摂取した場合の人体への健康リスク等について、今後研究していくとのことでした。

 

 

 

 

【日本での調査状況は?】

日本でも「平成28年度海洋ごみ調査の結果について」という環境省による報道結果が残されている。

 

調査内容は、漂着、漂流、海底ゴミの実態調査、マイクロプラスチックの計測及び有害物質の調査である。

 

マイクロプラスチックの地点ごとの密度や有害物質の付着量等の詳細な調査が実施されていた。

 

また、東アジア(日本周辺海域)に漂うマイクロプラスチックの量は世界の海の27倍にも達するという報告もあります。

 

フィリピンのダバオ湾では、マイクロプラスチックの摂取が確認されているイガイに着目して検査を実施していたので、日本でも同様の検査を実施すべきではないかと思いました。

 

例えば、東京湾にてゴカイやイガイ等の貝類を始め、それらを捕食する魚等を対象としてマイクロプラスチックを含んでいるかどうかの確認、有害物質(PCBやDDT等)の蓄積等についての調査も今後追加していく必要があるのではないかと感じました。

 

カネミ油症事件から約半世紀が過ぎたいま、その危険性から一度封印したはずのPCBが、マイクロプラスチックという新たな公害を通して、再度その姿を現し始めてきたのではないかと少し不安を感じています。

 

本当であれば恐ろしいことであります!

 

今度は日本国民全員が、或はアジア全域を巻き込んだ第二のカネミ事件を起こすことのないよう、2050年とは言わず、明日にでも海洋プラスチックごみ全廃を目指すべきではなかったかと感じてしまいますが、どうでしょうか?

 

出典)環境省_平成28年度海洋ごみ調査の結果について

 

 

 

 

今回は、ここで終わりになります。ありがとうございました。 

Thank you so much. See you next time. Good luck.

 

9月1日は防災の日です。

災害に対しては常日頃から準備しておくことも大事です。東京で被災することを考えると、救援物資が届くまでに1週間くらいは優にかかるのではないかと思います。

その間は自力で生き抜く必要がありますが、今回は、いざという時のために便利な携帯トイレを紹介させていただきます。高分子吸収剤が匂いも吸収する優れものです。

 

 

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