【海外移住】海外移住者の年金受取り。。国内口座と海外口座でこんなに違うデリメリット!あなたならどっち?
【海外移住者の年金受取り。。国内口座と海外口座でこんなに違う】
海外移住する場合、年金の振込先として国内口座と海外口座の選択が可能になります。
それでは国内口座と海外口座への振込みで、どのような違いがあるのか気になりましたので調べてみましたので情報共有させていただきます。
ここでは年間180万円受領する場合で比較することにします。
この場合、年金は2ヶ月毎に振込まれるので1回当たり30万円の受領となります。
In this time, I have written about pension I will get in the near future.
We can choose bank accounts whether in Japan or not as accepting pension.
【国内口座で受取る場合】
『デリメリット』
・国内で受領する場合には、所得税の課税対象となる。
・外国送金手数料が必要となる。
・円高ペソ安の時期を見て自由に送金できる。
・為替相場による受取額の変動は少ない。
・為替の変動を考慮しない(すぐに換金した)場合、換金率は90%程度と低い。
『外国送金試算(国内口座経由)』
〇年金支給額
1,800,000円(30万円x6回)
〇所得税
5.105%
180万円x5.105%=91,890円
〇海外送金手数料
三菱UFJ銀行ダイレクトの場合で試算
三菱UFJ以外(他行あて)送金 3,000円/回
3,000円x6回=18,000円
〇銀行為替上乗せ分概算(三菱UFJ、HP参考)
8月20日
為替相場レート 1ペソ 2.033円(0.492)
銀行レート 1ペソ 2.190円(0.457)
差損 1,800,000*(0.492-0.457)=63,000円
〇年金受取額(正味)
1,800,000-(91,890+18,000+63,000)
=1,627,110円(約90%)
【海外口座で受取る場合】
『デリメリット』
・海外(フィリピン)で受領する場合には、所得税は非課税となる。
・外国送金手数料は日本年金機構にて負担する。
・年金支給日にドルで送金される。
・送金時のドル円レートにより支給額(ドル)が毎回変動する。
・換金はドルペソレートを見て自由に必要に応じて換金可能。
・為替相場による受取額の変動はある。
・為替の変動を考慮しない(すぐに換金した)場合、換金率は98%程度と高い。
『外国送金試算(海外口座に直接送金)』
〇年金支給額
1,800,000円(30万円x6回)
〇ドル送金
支給日の為替相場(ドル円)
1ドル 90円 ⇨ 送金額20,000ドル
1ドル100円 ⇨ 送金額18,000ドル
1ドル110円 ⇨ 送金額16,363ドル
〇海外送金手数料
送金手数料は、年金機構にて負担。
〇所得税
年金の海外送金の場合、所得税は不要。
(フィリピンでも年金の所得税は不要。)
〇銀行為替上乗せ分概算(PNB、HP参考)
8月20日
為替相場レート 1ドル 52.310ペソ
銀行レート 1ドル 51.122ペソ
差損 18,000*(52.310-51.122) =21,384ペソ
(差損円換算=21,384*1/0.483=44,273円)
〇年金受取額(正味)
1,800,000-(44,273)
=1,755,727円(約98%)
【あなたならどっち?】
海外移住者が年金を受取る場合に、国内口座で受取る場合と国外口座で受取る場合に、どちらが有利になるのかを比較検討してみました。
なお今回の結果は移住先としてフィリピンを選定した場合の結果になりますが、他国の場合にも同様の結果になるのではないかと思われます。
海外口座で受取る場合の主なデリメリットは、
・海外口座で受給する際には非課税となる。
・送金手数料は年金機構で負担される。
・海外送金はドル建てのため、送金額は毎回変動する。
・海外口座で受取る際の換金率は98%と高い。
以上のようになり、個人的には海外口座への振込みを選択する予定です。
余談になりますが、金融機関が破綻した場合に日本では1000万円まで預金が保護されますが、フィリピンでは100万円までとかなり少なくなっています。
保障金額で考えると日本国内で預金しておいた方が良いのかと考えることもできますが、今後の日本の社会経済情勢を考えると、日本円が安全資産でなくなる日もそう遠い話ではなく、必ずしも日本円で保有するのが本当に良いのかどうなのか、疑問を感じるところも多々あります。
以前「日本円は安全資産なのか?」について投稿していますので、宜しければ併せてお読みください。 ↓
この他にも私が特に心配しているのが、現在想定されている東海・東南海・南海地震です。最近は今後30年以内に巨大地震が発生する確率は90%とも言われるようになってきています。
この地震による被災地域は、東京、名古屋、大阪等の主要都市を含む太平洋側(関東から北側を除く)に面したほぼ全ての地域であり、この地震による被害は、東北大震災を遥かに上回ると言うのは、誰にでも簡単に想像できることかと思います。
では私が移住を考えているフィリピンでは地震はないのか、と言うとそうでもありません。できれば日本と同じように今後30年以内に・・・考えるとキリがないですね。
このように振込み先を考えると言うことは、突き詰めると円で持つのか、ドルで持つか、或は、日本に住むのか、海外に住むのか、の選択でもあり、将来起こるであろうリスクを、あなたはどのように考えるのかと言うことではないかと思います。
皆さんはどのように考えますか?
今回は、ここで終わりになります。ありがとうございました。
Thank you so much. See you next time. Good luck.
また、災害に対しては常日頃から準備しておくことも大事です。また、東京で被災することを考えると、救援物資が届くまでに1週間くらいは優にかかるのではないかと思います。その間は自力で生き抜く必要がありますが、今回は、いざという時のために便利な携帯充電器 ↓ を紹介させていただきます。
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