【My Second Life】フィリピン 退職者のためのVISA ! Ver.2
退職者のためのVISA!
リタイアメントビザとは、年金受給者などの退職者を対象とした長期滞在査証の通称で、アジアでは外貨誘致政策の一環として現在、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、インドネシア、台湾、カンボジア、ミャンマーなどの他、世界各地で広く提供されている。
リタイアメントビザを取得する際の条件は各国でバラバラですが、年齢制限、預託金、年金額、犯罪歴などの条件も見られます。また、取得した後も各国で様々な特典があり、例えば投資、出入国、長期滞在、就労、就学などで優遇される場合もあります。
実はちょうど1年くらい前になりますが、フィリピンのリタイアメントビザを取得したこともあり、ここでは、フィリピンのリタイアメントビザに関する取得条件や取得後の特典について、具体的な情報を提供していきたいと思っています。
リタイアメントビザ
フィリピンのリタイアメントビザは、特別居住退職者ビザ(SRRV;Special Resident Retiree's Visa の略)と呼ばれており、全部で4種類の選択肢が用意されているが、ここでは移住者用に提供されているSRRVクラシック、SRRVスマイル、SRRVヒューマン・タッチの3種類について、その取得条件を次に示します。
(1)SRRVクラシックの取得条件
年齢と必要な預託金額は次のとおり。
★35~49歳
50,000ドル
★50歳以上
20,000ドル(年金なし)⇔ 私の場合
10,000ドル(年金あり)
★3人以上の同伴者がいる場合
一人に付15,000ドル追加
★年金額について
単身申請では月々800ドル以上
夫婦申請では月々1,000ドル 以上
(2)SRRVスマイルの取得条件
年齢と必要な預託金額は次のとおり。
★35歳以上
20,000ドル(一律)
★3人以上の同伴者がいる場合
一人に付15,000ドル追加
(3)SRRVヒューマン・タッチの取得条件
年齢と必要な預託金額は次のとおり。
★35歳以上
10,000ドル(一律)
★年金額について
月々1500ドル以上
★既往症について
治療・療養サービスを必要とする既往症(但し伝染病の疾患を除く)を持っていること。
(4)申請料、会費など
申請料は次のとおり(申請時のみ)
★申請者本人 1400ドル
★同伴者一人当たり 300ドル
会費は次のとおり(申請時及び毎年)
★年会費
360ドル(申請者と2名の同伴者まで含む)
★3人以上の同伴者がいる場合
一人に付100ドルの年会費追加
★更新期間について
1年後の更新から1年更新及び3年更新を選ぶことが出来る
(5)申請書類
フィリピン退職庁(PRA)の事務所は、セブ市内ではオスメニアフルエンテの近くのクラウンリージェンシーホテル2Fにあり、SRRVの申請書を受け付けてもらえます。
申請時に必要な主な書類としては、申請用紙、健康診断書、無犯罪証明書、年金証書などがあります。
申請書は、PRAのHPなどで事前にダウンロードして記載したものを用意しておいてください。
PRAのHP; Philippine Retirement Authority
健康診断書は、フルエンテ・オスメニアの近くにセブ・ドクターズホスピタルがあり、そこで受診し診断書を作成してもらえます。所要時間は待ち時間を含めて1時間くらいでした。日本語を話せるアシスタント(?)がいましたので安心して受診できます。
セブ・ドクターズホスピタル; (⇩)
| JapaneseHelpDesk |日本人スタッフ常駐!セブドクターズホスピタル
なお、犯罪経歴証明書と年金証書は日本で事前に準備する必要があります。
私の場合、ビザを申請してから手にするまで、結局2か月近くかかりました。
この間はフィリピンから出国できないので、時間に余裕のあるはずの退職者にとっても、申請時期については注意が必要です。
私の場合、申請した時期が2月中旬でしたので、特に悪かったようです。
フィリピンでは3月にホーリーウィークと言う、日本で言えばお盆休みのような大型連休があり、セブ市内はもぬけの殻となるような感じでした。
この間は、役所の担当者も長期間休むことが多いため書類の決裁が遅れるそうです。2~3月、この時期に申請する場合には、特に注意してください。
もちろん、この間はフィリピンから出られないので、約2か月かけてセブ市内から始めて、のんびりとボホール島、ミンダナオ島へとゆっくり観光、と言うよりも長いので生活してきた感じでした。
(6)リタイアメントビザ(SRRV)取得後の特典
フィリピンでは、リタイアメントビザ取得者には多くの特典が用意されており、その内容を列記すると次のようになります。
〇数次入国永住権
数次入国の特権が与えられ、実質的に永住することも可能となる。
〇免税輸入
7000米ドル相当までの身の回り品の輸入が無税となる。
〇出国手続きの免除
入管が発行する出国許可、再入国許可の手続き、及び外国人登録証(ACR、I-Card)と年次報告が免除となる。
〇旅行税の免除
旅行税の免除。ただしフィリピンに1年以上滞在していないことが条件。
〇投資への転換
本ビザ取得のための定期預金を、1か月後にコンドミニアム購入(50,000ドル以上)、住宅の長期リース(25年以上)などの投資に使用できる。
但し、コンドミニアムや住宅の長期リースは既に居住可能であること。
なお、SRRVスマイル及びヒューマン・タッチには適用されない。
〇ペソ預金への転換
本ビザ取得後、外貨定期預金をフィリピンペソ預金に転換できる。
〇年金は無税
フィリピンに送金される恩給・年金は非課税となる。
〇投資利益の日本への送還
本ビザ取得後、キャンセルする場合、本ビザ取得用の預金と投資利益、配当、キャピタルゲインの本国への送還が保障される。
〇学生ビザの免除
フィリピンで学生となる場合、学生ビザや特別留学許可証の取得が免除される。
〇就労ビザの免除
外国人就労許可証(AEP)を取得することにより就労が可能となる。
Which Visa did you select ?
海外に移住もしくは長期滞在する際に有利なリタイアメントビザについて、今回はフィリピンの特別居住退職者ビザ(SRRV)を例にとり説明してきました。
私はSRRVクラシックというビザを取得しましたが、これは申請時に収めた預託金を投資に利用できるタイプのビザとなります。定年後の第二の人生は、フィリピンでのんびり過ごすことを考えていましたので、投資に利用できるタイプを選びました。
この他、年金受給者や治療・療養サービスが必要な方々には、預託金が更に少なく済むビザもありますので自分に合ったタイプを選んでください。
特に注意していただきたいのは、SRRVビザの申請中はフィリピンから出国できないので、2か月くらいの長い休みが必要となります。
私は格安航空券で来たのですが、帰りの飛行機を何度も延期することになり、最終的には正規の購入金額より高額な料金を支払うことになってしまいいました。
My Traveling
Enjoy Your Travel
〇旅行ガイドは地球の歩き方!
若い頃から一人旅をしてきましたが、旅のお供は今も変わらず『地球の歩き方』!
(⇩)皆さんにもお勧めの一冊です。
〇旅行にはミラーレス一眼レフカメラ !
カメラの進歩は目覚ましく、最近はミラーレスと言うコンパクトでしかも高性能なカメラが主流となってきました。
軽量コンパクトで撮りたい瞬間を逃さない、旅行用としては最適な一台だと思います。
ご興味のある方は(⇩)是非こちらから詳しい内容を確認して下さい。
〇英会話はゼロ円留学、職業体験留学等で有名な英語学校NILS!
セブ市内にある英語学校です。
個人のレベルや希望、予算、予定に併せてレッスンをカスタマイズできます。
更にセブの企業にて英語の勉強に加えて職業体験(インターン)も出来るプログラムも新たに追加されました。将来外国企業で働きたい方には是非お勧めのプログラムです。
勿論、私のような退職後にまた英語を勉強してみたい方にとっても、セブ島は勉強するには最高の環境にあります。
セブ島英語留学に興味がある方は、こちら(⇩)から内容を確認してみて下さい。
ドリーム・カム・トルー
今回は、ここまでになります。ありがとうございました。
Thank you so much. See you next time. Good luck.
↓ ブログ村ラキングに参加しています。よろしければクリックして下さい。
#mabuhay #フィリピン #移住 #リタイヤ #リタイアメントビザ
#philippines #migration #retired #secondlife